2006/11/釣行日記
有田川・今年の感想と来期の展望。。
初期
今年も3月初めから川見を始めましたが、天候が長続きせず、どちらかと言えば雨の日が多く水温の上昇も例年よりは遅く、遡上の方も水温の上昇不足が原因なのか3月後半になっても全く確認できませんでした。溯上が確認できたのは4月の初めで第一回目の放流が済んだ一週間も後のことで、前年に比べ約一ヶ月遅れの確認でした。また、数の方も前年に比べて約3割程度少なかったように感じましたが、雨不足も重なり溯上に適した水量も安定しなかったのも気になるところでした。また昨年は数が多すぎて小さい鮎ばかりでしたが、今年の鮎の数を考えれば盛期には鮎つりとしての醍醐味が有るほうが良いので今年の様な数が適当ではないかとも感じた。溯上後の鮎の状況は、昨年4月の始めには付き鮎も確認出来ただけに2006年の解禁の状態が気になるところでしたが解禁当初思ったほど悪くも無く全体に釣果の方も良かったように思えました。しかし一通り釣られた後、6月に入り相当釣り場にムラが出てきて釣果も低下気味になりましたが、逆にダム上流の釣果が爆発的に掛かるようになり連日三桁釣りが続いたのも驚きでした。

中期
七月に入り川の状況はと言うと・・・局地的な雨の降り方で気温が高くなっても水温が思ったほど上がらなかったように思いました。天気も相対に雨が少なく土用隠れの状態も早くから有り、日中に鮎も深場に入ったままと言ったような時も有り釣果の方も全体にムラが有り、毎年だと釣り返しが効く釣り場も、前日に釣られると翌日が相当厳しいと言った感じでした。しかし七月も終わりになって来た頃に纏まった雨が降り八月中旬まで一時期良く掛かったのですが再び渇水状態に、良い釣り場でも釣果が悪いと言った時期が続き川見の重要性が問われる期間でも有りました。鮎の成長は例年に比べると掛かる鮎は全体に大きく強烈な引きに満足された方も多かったのでは無いでしょうか??・・・しかし今年のダム上を見れば7月中旬から相当厳しかった様子で釣り場も場所によって釣果が相当な開きがあったと感じました。特に盛期にも関わらず八月は相当厳しかったようでした。ダム上は水温の変動で冷水病との闘いが有り、放流した鮎も死に至る事も少なく有りません。

後期
9月からの川の状況は、八月末に少し増水し全体に水が入れ替わったのだろうか・・・天気も比較的安定して来た頃から良く掛かり出した。しかし針の選択に神経を使わなければバレも多く、鮎も一段と大きくなり高切れ・ドンブリといったアクシデントも多く発生したもの九月に入ってからだと思います。しかし8月まで良く掛かった釣り場で異変の様な事もありました。それは9月に入りホントに掛が悪くなり若干の釣り荒れも有ったと思うが、例年だと考えられないが極端に掛からない釣り場が発生したもの気になるところでした。
川底の状態、水量も悪くないのに不思議でした。しかし此れとは正反対に7月・8月に掛からなかった釣り場が9月に入り爆釣といった事も有りましたが・・・何れにしても、どちらの釣り場もシ-ズンを通して良く釣れる場所だけに今年だけの異変で済んで欲しいものですが10月に入り、初旬に冷たい雨が降ってからは一気に鮎の状況が変わったのも今年だけにして欲しいですね・・9月からの良い状態でしく無くても10月中旬まで良い状態が続くのも有田川の魅力では無いだろうか???

今年の纏め。
2006年・春から天然遡上も遅く数も少なく心配していたが先ず先ずだったと思います。初期は天気に悩ませれ雨も少なく、降れば局地的といった豪雨に見舞われ水温の不安定な事も重なり、初期・中期と相当釣り場の選択が難しかったのではと思います。また、ダムサイト下流を見れば、盛期に渇水も重なり鮎がトロ場や淵からなかなか出てこなかった事も釣果が伸びない原因にもなったのではと推測します。。鮎も自然の生き物・・・可もなく不可も無くと言った年に思われたが、鮎も自然に合わせきれなかった年だったと感じます。ダム上は初期には良かったものの肝心の盛期には釣れない状態が発生したもの 今後の冷水病との長い戦いの課題だと思います。
10月の産卵時期は肝心の水量不足で11月に入っても雨不足で渇水が続いています。せっかく産卵して孵化した稚魚も河口まで辿り着くのは水量不足で全体に良いとは言えないのが現状のようです。先日の県の検査では、産卵は非常に多いが現状では来年の溯上は全体に厳しいのではと思っているようでした。今後、漁協による保田頭首工下流の産卵用の親鮎に期待をするしかないかも知れませんが、あくまでも小生の推測です。
以上、勝手な想像のもとで書きましたが来年も有田川にとって活気あふれる良いシ-ズンで有るよう心より願っています。


釣行河川: 熊野川(和歌山県) 番 外 釣行日: 2006年11月04日  12:00〜16:00
釣行回数: 133回 釣果: 16 尾 時速: 4 (尾/時間) 場所:殿様ポイント 累計: 2813 尾
天気: 晴れ時々曇り 気温: 25℃ 水温: 19.5℃ (正午) サイズ: 18cm〜25cm
河川状況: 推定・平水??
仕掛(竿):銀影競技・早瀬抜9.5T
仕掛(糸):メタル0.08
仕掛(針): V5スペシャル(7号3本錨)
感想・・・今日で今年の鮎釣りも完全燃焼です。
内容:今週初めに熊野に出かけ思わぬ釣果になり、昨日から安ちゃんが行ってるので出かけることにした。今年も本日で昨年と同じ釣行日数になってしまいました。此れだけの日数を日々川に入れた事に感謝するとともに、ボヤキひとつ言わずに川に行かせてくれた奥方にも感謝を致します。釣果は別として熊野の雄大なロケ-ションでの鮎釣りは天候にも恵まれ今年最後の鮎釣りに相応しく11月と言う時期を忘れさせてくれるような早瀬で入れ掛りも有り、最後の鮎釣りには勿体無い様なダイナミックな釣りになり目標の2800尾も達成出来ました。此れで2006年の鮎釣りも心置きなく終われます。本日を持ちまして完全に納棺に致します。
我妻に 何時もすまぬと 手を合わせ 今や戻れぬ 馴れの習慣
悠久の 熊野の流れに 身をまかせ 芳しき記憶 我が胸の中